インドアゴルフ練習場の売り物件の選び方!居抜きとスケルトンの違いも解説

インドアゴルフ事業への参入を考えるオーナーにとって、売り物件の選び方は開業後の集客を左右する重要な要素です。
既存設備をそのまま利用しやすい居抜き物件と、内装を一から構築できるスケルトン物件にはそれぞれ特徴があります。
本記事では、居抜き物件とスケルトン物件のメリット・デメリットや失敗しない物件選びのコツ、効率的にインドアゴルフ練習場を始めるためのポイントを解説します。
インドアゴルフ市場へ参入を予定している方は、本記事を参考にしてください。
インドアゴルフ練習場に適した売り物件とは?
インドアゴルフ練習場の売り物件を探す際は、以下の条件を満たしていることが重要です。
- アクセスが良い
- 3m以上の天井
- 予算内の価格
駅や大通りから近い物件ほど集客が安定しやすく、とくに大通りの近くは車で移動する利用客にとって好都合です。
また、天井が3m以上あれば、利用客がフルスイングしてもクラブが天井へ接触しにくく、事故を避けられます。
天井が高いと開放感のある室内を演出できるため、利用客に窮屈さを感じさせず、練習に集中してもらいやすくなります。
加えて、物件の価格は開業時の投資額に直結するため、予算オーバーにならないかを十分に検討しましょう。
上記の3つの条件を満たす売り物件を見つけられると、開業後の運営が安定しやすくなります。
インドアゴルフ練習場の居抜き物件とスケルトン物件の違い
居抜き物件は、前テナントが残した内装や設備をそのまま活用しやすい点が特徴です。
特に、前テナントがインドアゴルフ関連の店舗だった場合、打席やシミュレーターがすでに設置されているケースもあり、初期費用を抑えられる可能性が高くなります。
一方で、スケルトン物件は壁や天井、床などがむき出しの状態で引き渡され、内装工事や設備の導入を一から準備しなくてはいけません。
しかし、何もない状態だからこそ、自社ブランドに合わせたレイアウトやインテリアを自由に設計しやすいというメリットもあります。
インドアゴルフ練習場で居抜き物件を選ぶメリット
開業時に利用できる設備が残されている居抜き物件には、以下のようなメリットがあります。
- 施工費用を安く抑えられる
- 開業までの期間を短縮できる
- アクセスの良い立地を選べる
特に、内装の施工費用を抑えたい方にとって、居抜き物件はメリットを感じやすくなります。
施工費用を安く抑えられる
前事業者がインドアゴルフ施設を運営していた居抜き物件は、既存の打席やシミュレーターをそのまま引き継ぎやすい点がメリットのひとつです。
ゼロから設備を整えるケースに比べて、すでに設置されているネットや防音材を活用すると、内装費用を削減可能です。
開業前の資金負担が小さくなれば、広告費や予備費などへ資金を回せるため、十分な準備を経て開業できます。
居抜き物件を活用すれば、工事全体のコストコントロールを行いつつインドアゴルフ練習場を開業できるのが魅力です。
開業までの期間を短縮できる
居抜き物件は内装がすでに整っている場合が多く、基礎工事を大幅に省略できる利点があります。
インドアゴルフ練習場に欠かせない天井の防音対策や照明などがある程度そろっていると、工事期間が短くなり、早期オープンが実現できます。
新たに図面を引いて内装工事を実施するスケルトン物件とは異なり、工事期間が短縮されれば開業までに支払う賃料の無駄が抑えられる面もメリットのひとつです。
開業スピードを重視するオーナーにとって、居抜き物件は短期間で収益化を図れる魅力的な選択肢です。
アクセスの良い立地を選べる
居抜き物件は既にテナントが入っていた経緯があるため、利用客にとって通いやすいエリアに位置しているケースが多いのが特徴です。
特に、商業施設や駅前で営業していた店舗を引き継ぐ場合、立地面での集客力をそのまま活かしやすい点が魅力です。
インドアゴルフ練習場のようにリピート利用が期待されるビジネスでは、アクセスの良さが長期の売上に直結します。
さらに、車利用が見込まれる地域は、駐車場の確保状況も検討要素になります。
居抜き物件は前テナントが過去に営業していた実績があるため、周辺に駐車スペースが整っている可能性が高いのもポイントです。
アクセスメリットを享受しながらより快適な練習環境を整えると、早期のリピーター獲得につなげやすくなります。
インドアゴルフ練習場で居抜き物件を選ぶデメリット
便利な面がある居抜き物件ですが、以下のようなデメリットも存在します。
- 契約時に注意点が多い
- 状態によって改装費用が大きく変わる
契約トラブルや内装の不具合を避けるために、居抜き物件のデメリットを解説します。
契約時に注意点が多い
居抜き物件は物件所有者、前テナント、新規テナントの三者間で合意形成を取らなければ契約に進めません。
前テナントが残置物として残している打席や備品がある場合、その所有権を明確にしておかないと、故障時の修理費や管理費用を巡るトラブルに発展する可能性があります。
加えて、物件自体の経年劣化の程度を正しく把握することも大切です。
雨漏りや換気設備の老朽化が見落とされると、開業後に予想外の修繕費用が発生し、利益を圧迫する要因になります。
居抜き物件を選ぶ際は、契約書の隅々まで目を通し、納得した上で開業の準備を進めましょう。
状態によって改装費用が大きく変わる
居抜き物件は前の内装や設備を引き継ぎやすい一方で、老朽化が目立つ物件は大幅な改修が求められるリスクがあります。
シミュレーターの性能が低いまま残されている場合、新しい機器への入れ替え費用を想定しなければいけません。
壁紙や床材の張り替えのみで済むケースもあれば、空調設備や配線工事など大掛かりな修繕が必要になる場合もあります。
想定外の改修項目が増えると、居抜き物件とはいえスケルトン物件並みにコストが膨らむ可能性があるので注意しましょう。
インドアゴルフ練習場でスケルトン物件を選ぶメリット
内装が何もないスケルトン物件には、以下のようなメリットがあります。
- 店舗を自由に設計できる
- 設備のメンテナンスや交換までの期間が長い
- 前テナントの影響を受けない
特に、思い通りのレイアウトを追求できるのがスケルトン物件ならではのメリットです。
店舗を自由に設計できる
スケルトン物件では、壁や床の仕様から打席の配置まで一から設計するため、自社ブランドのコンセプトを活かした内装づくりが行えます。
防音材を最適な場所に導入したり、シミュレーターの映像を映し出すスクリーンを大きく取ったりなど、利用客の満足度を高める工夫を幅広く検討できます。
将来的に打席数を増やす予定がある場合でも、スケルトン物件は柔軟なレイアウト変更が見込めるでしょう。
自由度の高い店舗づくりに取り組めるのが、スケルトン物件のメリットのひとつです。
設備のメンテナンスや交換までの期間が長い
スケルトン物件は一から新しい設備を導入するため、使用開始後の劣化が始まる時期も比較的遅くなります。
居抜き物件のように、長く使われていた機器を引き継ぐケースとは異なり、最初から新品の空調設備やシミュレーターを設置すれば故障リスクも低くなります。
万が一の修理費用も、導入後しばらくはメーカー保証や保守契約でカバーされる可能性が高く、突然の出費を抑えやすいのがメリットです。
定期的なメンテナンスを実施しながら店舗運営すれば、シミュレーターやシステムが安定して稼働します。
利用客も最新設備のある快適な練習空間を利用できるため、長期的に見た運営コストも管理しやすくなります。
前テナントの影響を受けない
スケルトン物件は空の状態で引き渡されるため、前テナントのイメージを受けません。
居抜き物件では、前テナントの看板跡や設備配置など、ブランドイメージを構築しにくい場面も出てきます。
その点、スケルトン物件は一からレイアウトを組み上げるため、自社のコンセプトに合わせて空間設計を自由に行えます。
内装をゼロベースで作りたいオーナーにとって、スケルトン物件は高い自由度が確保できる魅力的な選択肢です。
インドアゴルフ練習場でスケルトン物件を選ぶデメリット
自由なレイアウトが魅力のスケルトン物件ですが、以下のようなデメリットがあります。
- 工事費用が高くなる
- 開業までの期間が長くなる
- 原状回復費用が発生する
特に、事情があって事業を撤退する際に、原状回復費用が重荷になる可能性があります。
工事費用が高くなる
スケルトン物件は内装や設備を新規導入しなければならず、初期投資が大きくなりやすい特徴があります。
居抜き物件なら前テナントが残した設備をある程度流用できるケースもありますが、スケルトン物件ではゼロベースで工事を進めなくてはいけません。
防音対策や照明設備、空調システムなどインドアゴルフ練習場に欠かせない機能をまとめて準備するため、工事費用がかさむのが懸念点です。
開業前の出費が増えるほど、利益が安定するまでに資金繰りが苦しくなる可能性が高くなるため、事業計画を念入りに立ててから着工しましょう。
開業までの期間が長くなる
スケルトン物件は基礎工事から始める必要があるため、開業までの期間が長くなります。
大工工事や配管工事、電気工事などをイチから行い、防音や冷暖房など、インドアゴルフ特有の要件もしっかり満たさなければいけません。
居抜き物件と比較して工事段階が増えるため、開業前に賃料を支払う期間も長くなり、開業初期のコストを圧迫しやすくなります。
なるべく早期の開業を目指す場合は、業者選定や工事の進捗管理を厳密にチェックし、工事が遅れないよう注意しましょう。
原状回復費用が発生する
スケルトン物件は、退去時に契約前の状態へ戻す原状回復義務が課されます。
インドアゴルフ練習場として本格的な内装工事を行った場合、解体費用や撤去費用が高額になるリスクをともないます。
特に、防音パネルや空調ダクトなどの固定設備を取り付けた部分の解体は手間と費用がかかりやすく、退去時の負担になりかねません。
契約前に原状回復の範囲を把握し、将来的に発生する費用を事前に見積もっておくことが大切です。
インドアゴルフ練習場の売り物件選びで失敗しないコツ
最適な物件を探すためには、以下のような工夫が必要です。
- インドアゴルフのフランチャイズに加盟する
- 不動産屋が提示する複数の物件を比較検討する
特に、インドアゴルフのフランチャイズに加盟すると、専門家が物件選びをアドバイスしてくれます。
インドアゴルフのフランチャイズに加盟する
インドアゴルフのフランチャイズに加盟すると、専門家のノウハウをもとに売り物件を見極めやすくなります。
インドアゴルフ事業で成功実績を持つフランチャイズ本部は、地域特性や顧客層の動向などを踏まえた立地選定をアドバイスしてくれます。
オーナーが市場調査や物件の比較になじみがない場合でも、フランチャイズ本部が契約サポートを提供しているケースがあるため、開業に適した物件を選びやすいのがフランチャイズの特徴です。
物件が決定した後も、内装や設備構築のアドバイスも受けられます。
不動産屋が提示する複数の物件を比較検討する
不動産屋を複数あたって物件情報を幅広く収集すると、希望条件に合致する物件を見つけやすくなります。
インドアゴルフ練習場に求められる天井高や面積、既存設備の有無などをしっかりチェックしながら候補を絞っていきましょう。
何度か不動産屋を訪問して関係を深めていけば、最新の売り情報をいち早く共有してもらえるなどのメリットも期待できます。
時間をかけて物件を比較すれば、コスト面と立地が調和した希望の物件に出会える確率が上がります。
インドアゴルフ練習場をフランチャイズで始めるメリット
インドアゴルフのフランチャイズに加盟すると、経営未経験でも本部から集客やマネジメントのノウハウを学べるのが大きな強みです。
自社だけでは構築しにくいブランド戦略も、本部の知名度と実績で支援してもらえるため、開業直後から一定の集客力を期待できます。
さらに、店舗運営をサポートする体制が整っているフランチャイズもあり、日々の業務を委託できればオーナー不在でも店舗を運営可能です。
サポートが手厚いフランチャイズに加盟すれば、物件選びから開業後の集客支援を含む長期的な経営戦略を効率的に実行できます。
インドアゴルフのフランチャイズ各社を比較したい方は、以下の記事を参照してください。

【まとめ】インドアゴルフ練習場のフランチャイズに加盟すると物件選びもサポートしてもらえる
インドアゴルフ事業に参入する際、居抜き物件やスケルトン物件を含む物件選びは重要です。
しかし、事業未経験のオーナーはどちらの物件を選んだらいいか判断が難しいと感じるかもしれません。
そこで頼りになるのがインドアゴルフのフランチャイズです。
フランチャイズに加盟すれば、専門家の知見やブランド力を活かしながらインドアゴルフ練習場を運営できます。
特に事業未経験のオーナーには、開業前から開業後の店舗運営までサポートが手厚い「LAHAGOLF24」がおすすめです。
フランチャイズに加盟し、経営支援を受けながら、インドアゴルフ市場で着実に収益を積み上げていきましょう。