ゴルフはなぜ人気になっているのか?市場規模と参入しやすいビジネスモデルを紹介

ゴルフ人口が増加している現在、新たにゴルフビジネスへ参入を検討する方も増えています。
令和に入り、ゴルフがなぜ注目されているのか気になる方も多いでしょう。
本記事では、ゴルフが人気になっている理由や市場規模、これから参入しやすいビジネスモデルを解説します。
ゴルフ業界に参入を予定している方は、本記事を参考にしてください。
ゴルフはなぜ人気になっているのか?
ゴルフはスポーツの中でも仕事に直結しやすいため、ビジネス目的で始める方が増えています。
職場の同僚や取引先の接待でゴルフに行く方も珍しくありません。
また、近年は若手女子プロゴルファーの活躍もあり、男性だけではなく女性ゴルファーも増えています。
コロナ禍を経て、少人数で楽しめるゴルフの魅力が再認識され、人気が復活しています。
ゴルフが初心者から人気を集めている理由
現在、ゴルフは初心者からも人気を集めており、その理由は大きく分けて3つあります。
- 24時間練習できるインドアゴルフ練習場が増えた
- 年代や性別を問わずに楽しめる
- カジュアルなイメージが定着してきた
特に、24時間練習できるインドアゴルフ練習場が増えたことで、初心者でも気軽に練習できる環境が整っているという要因が大きいです。
24時間練習できるインドアゴルフ練習場が増えた
屋外のゴルフ練習場を利用する場合、早朝や夜遅い時間帯に営業していないことが多かったため、仕事帰りに気軽に立ち寄れませんでした。
近年はインドアゴルフ練習場が増加し、24時間営業の店舗も登場しています。
クラブやシューズなどの貸し出しをしている店舗もあるため、インドアゴルフ練習場は手ぶらで通えるのが魅力です。
また、予約システムが導入されている場合、事前予約で混雑を避けられるため、快適に練習できるのが魅力です。
こうした自由度の高さが注目され、インドアゴルフ練習場は初心者を含む幅広い層に人気です。
実際のコースに近い感覚を味わえるインドアゴルフ練習場は、今後もさらに店舗数が増えると見込まれています。
年代や性別を問わずに楽しめる
ゴルフは身体能力だけでは勝敗が決まらないため、年齢や性別に関係なく長く続けられるスポーツです。
野球やサッカーのように激しい走り込みを必要としないので、運動が得意ではない方でも気軽に始められます。
また、技術向上を楽しめるため、プレーヤー同士のラウンドだけではなく、自己ベストの更新を目指す楽しみ方もあります。
スコア管理アプリなどを活用すると、練習やラウンドの成果を簡単に把握できる点も人気の理由です。
カジュアルなイメージが定着してきた
ゴルフはかつて富裕層の社交場として認識されていました。
しかし、若手プロの活躍やSNS上での情報発信によって、以前より身近なスポーツになっています。
若いプレーヤーが実績を残す事例が増えた結果、お金と時間に余裕がないと続けにくいイメージが薄れ、初期投資を抑えながら楽しめるスポーツとして再評価されています。
ウェアも普段着に近いデザインが増加し、ファッション感覚でコーディネートを楽しむ層も少なくありません。
こうした流れが後押しとなり、ゴルフ練習場には学生からビジネスパーソンまで幅広い層の利用客が訪れるようになっています。
ゴルフ事業の市場規模と最新トレンド
ゴルフ需要の高まりにともない、市場規模も拡大傾向にあります。
国内市場のデータと合わせて、特に盛り上がりを見せているインドアゴルフ市場の最新動向も紹介します。
国内ゴルフ市場は拡大している
一般社団法人 日本ゴルフ場経営者協会のデータでは、2004年のゴルフ場利用者数は85,307千人で減少傾向でした。
しかし、2014年には86,505千人へ微増し、2022年には91,290千人まで増加しています。
前年対比で約1,596千人増加したことから、利用者数が再び上向きになっています。
かつては遊休地の活用を目的にゴルフ場が増えましたが、その後の不況で利用者数が減少しました。
しかし近年は若年層や女性の参加率が上昇し、家族連れや企業の福利厚生としてゴルフが取り入れられるケースも増えつつあります。
こうした背景が重なり、国内ゴルフ市場は再び活性化し、今後も需要が伸びていくと期待されています。
特にインドアゴルフ市場が急成長している
公益社団法人 全日本ゴルフ練習場連盟が2023年10月31日に発表したデータによると、インドアゴルフ練習場は1,518件に達し、前年から196件増えたことがわかりました。
ゴルフ練習場全体の中でもインドアゴルフ練習場は突出した伸び率であり、出店数が急激に増えています。
インドアゴルフ練習場は、屋外ゴルフ練習場に比べて天候リスクが少なく、ビルの一室でも運営できる利点が注目されているため、オーナー層からの需要が高いのも特徴です。
今後はシミュレーターや管理システムなどの技術的な進歩が期待され、利用者層の拡大に拍車がかかる可能性があります。
経営者が押さえておきたいゴルフ事業のビジネスモデル
ゴルフ事業に参入する際は、顧客ニーズに合わせて以下のようなビジネスモデルを選択します。
- 会員制・サブスクリプション型ビジネス
- レッスン・イベント運営の付加価値
- ゴルフ用品やグッズ販売
ゴルフ業界のビジネスモデルは、以下の記事でも解説しています。

会員制・サブスクリプション型ビジネス
会員制のゴルフ練習場は、月額や年額の料金プランを設定して継続的に収益を得る仕組みになっています。
事業者側としては安定的なキャッシュフローを見込めるため、運営計画を立てやすいビジネスモデルです。
さらに、サブスクリプション型ビジネスとしては、ゴルフウェアやシューズなどのレンタルサービスも注目されています。
購入すると高額になりがちな備品を定額で借りられるため、プレーヤーが経済的負担を抑えながら長期的に利用できる点がサブスクリプション型サービスの魅力です。
会員制やサブスク型ビジネスを組み合わせると、安定した収益を確保できるビジネスを展開できます。
レッスン・イベント運営の付加価値
ゴルフ練習場を運営するだけではなく、プロや専属コーチを招いたレッスンを実施すると、顧客満足度を高められます。
レッスンは会員単価のアップにもつながるため、収益を底上げできる点が魅力です。
初心者向けから上級者向けまで多様なレッスンメニューを用意すれば、幅広い層を取り込める可能性が高まります。
さらに定期的にイベントやコンペを開催すると、会員同士の交流が促進され、コミュニティ性を育めます。
ゴルフ用品やグッズ販売
ゴルフクラブやボール、ウェアなどの販売は以前からあるビジネスですが、ECサイトの普及により、店舗を持たずに全国へ販路を拡大できるようになりました。
しかし、店舗が無くても在庫を抱えるリスクは変わりません。
特にクラブのモデルチェンジは定期的に行われるため、売れ残った在庫の処分方法を考えておく必要があります。
販売方法が増えたため、ゴルフ用品やグッズ販売は収益拡大を見込めるビジネスのひとつです。
インドアゴルフ練習場はなぜ人気になっている?
ゴルフ業界のなかでも特に近年人気になっている「インドアゴルフ練習場」には、以下のような特徴があります。
- 天候や時間帯を気にせず練習できる
- シミュレーターによるリアルなラウンド体験ができる
- 初心者や女性でも通いやすい
真夏や真冬でも快適に練習できるのが、インドアゴルフ練習場の人気の秘訣です。
天候や時間帯を気にせず練習できる
インドアゴルフ練習場は、雨や雪などの悪天候でも問題なく練習できます。
外光の影響も受けないので、夜間や早朝でも明るく快適な環境で練習できるのが人気の理由です。
また、24時間営業の店舗も増えているため、自分のスケジュールに合わせて練習時間を自由に組み入れられます。
仕事帰りや深夜帯に通う利用客も珍しくありません。
いつでもゴルフ練習ができるインドアゴルフ練習場は、多忙なビジネスパーソンや子育て中の方など、幅広い層に受け入れられています。
シミュレーターによるリアルなラウンド体験ができる
多くのインドアゴルフ練習場では、高精度のシミュレーターを導入しています。
実際のコースをデジタル映像で再現し、打球の軌道やスピン量をリアルタイムで分析するシステムがあるため、室内にいながら本番さながらのラウンド気分を味わえます。
また、スイング解析機能が備わっている機器も多く、自分のフォームやミスショットの原因を分析しながら練習できる点が人気の理由です。
初心者にとっては正しいクラブの使い方を学びやすく、上級者にとってはデータを活用した効果的な練習ができる場として活用されています。
インドアゴルフ練習場は、実際にラウンドへ行く時間や費用を抑えながら、多様なコース体験ができます。
初心者や女性でも通いやすい
インドアゴルフ練習場は個室や半個室を備えた設計になっているケースが多く、周囲の視線を気にせず練習したい初心者や女性から好評です。
ゴルフクラブやボールなどのレンタルサービスが充実している店舗もあるため、道具を持っていない方でも手ぶらで練習できます。
店舗によっては更衣室やシャワールーム、メイクスペースがあり、会社帰りや買い物途中に立ち寄りやすい設計になっています。
インドアゴルフ練習場は、利用客の快適さを追求した店舗が多く、女性や初心者でも立ち寄りやすいのが魅力です。
ゴルフ事業に参入する際は人気のインドアゴルフ事業がおすすめ
インドアゴルフは成長市場のため、以下のような理由から利益を上げやすいビジネスモデルといえます。
- 会員制で安定した売上が見込める
- 省スペースで始められる
- 無人で店舗運営できる
- 市場が成長途中で参入の余地がある
省スペースでの開業や無人での店舗運営など、効率よく収益を増やせる仕組みを解説します。
会員制で安定した売上が見込める
インドアゴルフ練習場では定額制の会員プランを提供する店舗が多く、毎月一定の売上が期待できます。
事業者は売上の見通しを立てやすく、キャッシュフローを安定させながら設備投資やマーケティングを行える点が強みです。
高性能シミュレーターを導入している店舗では、初心者から上級者まで幅広い層を獲得しています。
インドアゴルフ練習場は、利用客の経験を問わずに入会しやすいビジネスモデルです。
省スペースで始められる
インドアゴルフ練習場は屋外の広大な敷地を必要としないため、都市部のテナント物件でも開業できます。
3打席程度の区画とシミュレーターの設置スペースがあれば事業を始められるケースが多く、集客力の高い駅前や商業エリアへの出店も可能です。
敷地面積を抑えられる分、賃料を安く抑えられます。
コンパクトな店舗構造にすると内装費用を抑えやすく、開業準備の期間も短縮できます。
開業費用を抑えたい方にとって、省スペースで開業できるインドアゴルフ練習場はおすすめのビジネスモデルです。
無人で店舗運営できる
インドアゴルフ練習場は、自動受付やゴルフシミュレーターを導入すると無人で店舗運営できます。
利用者はスマートフォンで事前に予約を行い、店舗に到着後は専用の端末やQRコードを使って施設を解錠する仕組みになっている場合もあります。
スタッフを配置しなくても店舗を運営できるため、人件費の大幅な削減が可能です。
さらに、防犯カメラを導入すると、施設の安全管理と稼働状況の把握も容易になります。
従来のゴルフ練習場のように常駐スタッフを配置する必要がないため、24時間営業を実現しやすいのがインドアゴルフ練習場の強みです。
市場が成長途中で参入の余地がある
インドアゴルフ練習場は若者から高齢者まで幅広い年代が利用しており、初心者からベテランのプレーヤーまで需要が拡大しています。
まだ屋外練習場ほど全国的に普及していないため、地域によっては競合店が少ないエリアも数多くあります。
そのため、新たに開業するインドアゴルフ練習場が顧客を獲得しやすい状況です。
さらに、若い世代や女性向けのサービスを強化すると、従来のゴルファー層とは異なるマーケットを開拓できる可能性も十分あります。
インドアゴルフ市場は成長途中であり、2025年現在でも収益を上げやすいビジネスモデルです。
【まとめ】ゴルフ市場の中でもインドアゴルフ練習場が人気になっている
ゴルフ人口の回復や若年層の参入によって、ゴルフ市場は拡大しています。
特にインドアゴルフ練習場は、天候を問わない利便性やシミュレーターを活用した高度な練習環境が、多くの利用客に好評です。
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