フランチャイズオーナーとは?店長との違い・年収相場・おすすめの募集先を解説

フランチャイズでの独立を検討している方のなかには、フランチャイズオーナーが具体的にどのような仕事をするのか、どれぐらい儲かるのか気になる方もいらっしゃるでしょう。
フランチャイズで起業した場合の仕事内容は、オーナー業に専念する場合と店長を兼任する場合でも異なります。
本記事では、フランチャイズオーナーと店長との違い、オーナーの仕事内容や年収相場を解説します。
フランチャイズオーナーになるための具体的なステップや向き不向きも解説するので、フランチャイズ加盟を検討している方は参考にしてください。
フランチャイズオーナーとは?店長との違いは?
フランチャイズオーナーと店長は、店舗を運営する点では共通していますが、立場と責任が根本的に異なります。
まずは、フランチャイズオーナーと店長の明確な違いを解説します。
フランチャイズオーナーは独立した経営者
フランチャイズオーナーは、本部とフランチャイズ契約を結んだ独立した経営者です。
フランチャイズ契約により、オーナーは本部のブランド名や確立された経営ノウハウを使用する権利を得て、自身の事業を運営します。
個人事業主または法人としてフランチャイズに加盟し、以下のような業務や意思決定をおこないます。
- 日々の店舗運営
- 資金繰り
- 人材の採用・育成
上記のように、フランチャイズオーナーは経営に関わるすべての最終的な意思決定を下し、それにともなう全責任も負います。
店舗の責任者でもある店長を自身で兼任するのか、別途雇用するのかを決めるのもオーナーの裁量です。
フランチャイズの仕組みは、以下の記事で詳細に解説しているので参考にしてください。

店長は企業に雇用された従業員
一方、店長はフランチャイズオーナーや本部に雇用された従業員です。
オーナーや本部の定めた経営方針に基づき、店舗の売上管理やスタッフのシフト管理など、日々の店舗運営を担います。
店長とオーナーの違いは、給与形態です。
店長は従業員として雇用されているため、固定給や歩合給が支払われ、社会保険や厚生年金などの福利厚生も適用されます。
店長は収入が安定している反面、店舗の売上が大幅に伸びても、直接自身の収入に反映されるわけではありません。
フランチャイズの成功率と業種別のオーナーの年収相場
フランチャイズでの独立を検討するうえで、成功する確率と収入の目安は特に気になるポイントです。
ここでは、一般的なフランチャイズの成功率とオーナーの年収相場、そして儲かるフランチャイズの共通点を解説します。
フランチャイズの成功率は約62%
日本商業学会によると、フランチャイズで開業した場合、5年後の事業生存率は61.9%となっています。
個人でゼロから起業した場合の生存率が20〜30%といわれるなか、事業生存率61.9%は高い数値です。
フランチャイズの成功率が高い理由は、確立された仕組みにあります。
フランチャイズオーナーは、開業前の本部による研修で事業運営の基礎を学べます。
さらに、開業後も本部から継続的な経営指導やサポートを受けられるのもフランチャイズの魅力です。
事業経験がないオーナーでも、すでにビジネスモデルを確立した本部のノウハウを享受できるため、成功率が高くなっています。
フランチャイズオーナーの年収相場
フランチャイズオーナーの平均年収は、400万〜600万円がボリュームゾーンです。
ただし、平均年収400万〜600万円はあくまで平均的な数値でしかなく、オーナーの収入はさまざまな要因で変動します。
例えば、店舗の立地条件や複数店舗を展開しているかどうか、そしてオーナー自身の経営手腕によっても年収は大きく変わります。
事業が軌道に乗り、優れた経営手腕を発揮しているオーナーのなかには、年収1,000万円以上を稼ぐ方も少なくありません。
儲かるフランチャイズの特徴
収益性の高いフランチャイズには、以下のような共通点があります。
- 市場が成長している
- 初期費用が明確になっている
- 本部からのサポートが手厚い
市場自体が成長している業種は、後発で参入しても利益を出しやすいためおすすめです。
また、加盟金やロイヤリティ、店舗の内外装費など、開業に必要な初期費用が明確に提示されていることも、信頼できる本部の特徴です。
そして、本部からのサポート体制が手厚いかも確認しましょう。
開業後の経営指導や集客支援などが充実している本部は、フランチャイズオーナーの成功を全力でサポートしています。
儲かるフランチャイズの業種を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

働かない?フランチャイズオーナーの仕事内容
「フランチャイズオーナーは現場に出ない」「オーナーは働いていない」などのイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし、オーナーの仕事は多岐にわたり、事業の成功はオーナーの手腕にかかっています。
フランチャイズオーナーの具体的な仕事内容を解説します。
店舗運営と経営戦略の立案・実行
フランチャイズオーナーの重要な仕事は、経営の舵取りです。
本部が提供する全国規模の販売戦略を深く理解したうえで、自店舗が位置する地域の特性に合わせた独自の販売促進策を企画・実行します。
例えば、近隣の大学生をターゲットにした学割キャンペーンの実施や、地域のイベントと連携したプロモーションなどです。
現場を知っているからこそ実現できる細やかな戦略が、売上を大きく左右します。
フランチャイズオーナーは、市場の動向を常に分析し、売上を高めるための戦略を立て続けることが求められます。
スタッフ採用・教育と財務管理
事業運営に欠かせない人とお金の管理も、フランチャイズオーナーの重要な責務です。
フランチャイズオーナーは、スタッフの募集から面接、採用、そして本部の理念を共有し、質の高いサービスを提供するためのオペレーション指導まで、人材に関するすべてを管理します。
同時に、日々の売上や経費の計算、月次・年次の収支報告、資金繰りの管理、さらには決算や税務申告まで、事業のお金に関するすべてを把握・管理する責任があります。
健全なキャッシュフローを維持し、事業を成長させることが、フランチャイズオーナーの仕事です。
未経験からフランチャイズオーナーになるには?
事業経験がなくても、フランチャイズの仕組みを活用すればオーナーになることは可能です。
未経験からフランチャイズオーナーになるための具体的な4つのステップを、順番に解説します。
1.開業資金を調達する
フランチャイズオーナーになるための最初のステップは、開業資金の準備です。
まず、興味のあるフランチャイズに加盟するために、総額でいくら必要なのかを正確に把握します。
加盟金や店舗の取得・改装費、研修費など、必要な資金の内訳は本部の資料請求やWebサイトで確認できます。
開業資金の総額と、ご自身で用意できる自己資金を照らし合わせましょう。
もし開業資金が不足している場合は、融資を検討する必要があります。
比較的低金利で創業者向けの融資をおこなっている日本政策金融公庫は、有力な相談先のひとつです。
2.資料を取り寄せ説明会に参加する
興味のあるフランチャイズを数社に絞り込んだら、次は資料を取り寄せたり事業説明会へ参加したりします。
説明会では、資料だけでは伝わらない具体的な収益モデルや、ビジネスの将来性などの説明を受けられる貴重な場所です。
説明会は、先輩オーナーのリアルな体験談を聞ける貴重な機会でもあります。
さらに重要なのは、本部担当者の人柄や企業の風土を肌で感じ、ご自身との相性を確かめることです。
数字やデータだけでなく「この本部を信頼できるか」「この人たちと一緒に働きたいか」などの視点で判断しましょう。
フランチャイズでどの業種を選べばよいか迷っている方は、以下の記事も参考にしてください。

3.加盟申請する
加盟するフランチャイズを決めたら、加盟の申請と契約手続きに進みます。
まずは本部による加盟審査がおこなわれ、通過すると契約内容に関する詳細な説明を受け、契約書への署名・押印へと進みます。
加盟申請の段階で重要なのは、契約書の内容を隅々まで確認することです。
契約書に記載されているロイヤリティの額や契約期間、違約金の規定などは、今後の事業活動の基盤となる大切な情報です。
少しでも疑問や不安を感じたらその場で質問し、すべてに納得してから署名しましょう。
4.開業準備を進める
フランチャイズ契約が無事に完了すれば、いよいよ開業準備が本格的にスタートします。
本部の指示のもと、以下の準備を計画的に進めていきます。
- 店舗物件の確保
- 内外装工事
- スタッフの採用
- 商品の仕入れ
上記と並行して、本部が主催するオーナー研修に参加し、長年培われてきた経営ノウハウや運営スキルを学びます。
オープン直後から好調なスタートを切るために、チラシやWebサイトなどを活用したオープン前の宣伝も欠かせません。
開業準備の多くは本部が手厚くサポートしてくれるため、未経験でも安心して進められます。
フランチャイズオーナーはやめとけと言われる理由
フランチャイズには多くの成功事例がある一方で、次のような理由から「やめとけ」といわれるのも事実です。
- 経営方針に制限がかかる
- 十分な利益が得られない可能性がある
- 運営本部によっては十分にサポートを受けられないことがある
- ブランドイメージが悪くなると経営に悪影響が出る
- 契約内容によっては将来が制限されることがある
- 経営が楽になるわけではない
- 契約期間中の撤退が難しい
特に、契約内容によっては将来の事業展開が制限されたり、契約期間中の撤退が難しかったりするケースもあるため注意が必要です。
フランチャイズ起業の懸念点を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

フランチャイズオーナーに向いている人・向いていない人
フランチャイズ起業を成功させるには、個人の資質が大きく影響します。
起業してから後悔しないよう、フランチャイズオーナーに向いている人と向いていない人の特徴を紹介します。
フランチャイズオーナーに向いている人の特徴
フランチャイズオーナーに向いている人には、以下の5つの特徴があります。
- 素直さがある
- 主体性がある
- コミュニケーション能力がある
- 計数管理能力がある
- 楽観性がある
フランチャイズオーナーには、本部が築き上げた成功モデルを忠実に実行できる素直さが求められます。
そのうえですべてを本部任せにせず、自ら課題を見つけて解決しようと動く主体性も欠かせません。
また、顧客やスタッフと良好な関係を築くためにはコミュニケーション能力、お金の流れを正しく管理するためには計数管理能力が必要です。
そして、どのような困難な状況でも前向きに経営を続けられる楽観性も、フランチャイズでの成功を支える重要な要素です。
フランチャイズオーナーに向いていない人の特徴
一方で、フランチャイズオーナーに向いていない人には以下のような特徴があります。
- 他責思考の人
- 自分流に固執する人
- 自己管理能力が低い人
- 短絡的思考の人
具体的には、売上が伸び悩んだ際に原因を市場や本部のせいにする他責思考のオーナーは、長期的な成功が難しくなります。
また、成功事例に基づいた本部からの指導を聞き入れず、自分のやり方に固執するオーナーも、フランチャイズの仕組みを活かせません。
日々の地道な資金管理や労務管理ができない自己管理能力の低いオーナーや、目先の利益に一喜一憂し、長期的な視点で事業を育てられない短絡的思考のオーナーも、経営を長く維持していくのは困難です。
オーナーを募集しているおすすめのフランチャイズ
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さらに、LAHAGOLF24はロイヤリティが毎月定額制なので、高い利益率を維持しやすいビジネスモデルが魅力です。
【まとめ】フランチャイズオーナーは年収に限りがない魅力的な働き方
フランチャイズオーナーは、本部のブランド力や経営ノウハウを活用できるため、事業経験がない方でも成功しやすいビジネスモデルです。
経営者としての責任はともないますが、本部のサポートを受けながら事業を成長させていく面白さを実感できるでしょう。
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フランチャイズオーナーになりたい方は、ぜひ一度ご覧ください。