アプローチを極めるならインドアゴルフ!~効果的な練習の仕方~
インドアゴルフとは?
ゴルフというと、屋外で思いっきりボールを打つというパターンを思い浮かべる人も多いでしょうが、屋内施設でも練習ができます。これがインドアゴルフです。
インドアゴルフでは、ゴルフシミュレーションマシーンを使って練習をすることになります。
ゴルフのプロもインドアゴルフでよく練習をします。
インドアゴルフのメリット
まずは、インドアゴルフのメリットを見ていきましょう。
天候の影響を受けない
屋内施設でゴルフの練習をすることになるインドアゴルフでは、天候の影響を受けません。雨が降っていてもカンカン照りでも、全く左右されずに練習ができます。
そのため、毎日でも練習が可能となっており、モチベーションの維持にも役立ちます。
空調の効いた屋内で練習できる
インドアゴルフの施設には空調が効いています。そのため、快適な環境でゴルフ練習ができます。
温度・湿度が安定しているだけに、長時間の練習にも向いています。
通いやすいところに練習場がある
インドアゴルフの練習場は交通の便が良く、通いやすいところに位置していることが多いです。自宅の近くや駅近というところもあり、仕事帰りやちょっとした空き時間に立ち寄って練習ができます。
スイングの練習を徹底的にできる
インドアゴルフでは、スイングの練習を徹底的にできます。インストラクターもついていて、プロの指導を受けながらスイングの上達を目指せます。
スイングの基本的技術が身に付くことにより、目的の場所にボールを転がせるようになり、スコアも伸ばせるでしょう。ゴルフがうまくなりたいと考えている人にとって、インドアゴルフでの練習は最適です。
道具がそろっている
ゴルフの道具を一式そろえるとなると、かなり高額になりやすいですが、インドアゴルフ場には道具一式が用意されています。
もちろん、自分が普段使っている道具でも練習ができますが、手ぶらでいっても道具のレンタルができますから、練習に支障はありません。
道具を持っていない初心者はとりあえずインドアゴルフ場の道具を借りて、練習を行い、上達してから自分用の道具を購入してもいいでしょう。
インドアゴルフのデメリット
続いて、インドアゴルフのデメリットを見ていきましょう。
実際の感覚を肌でつかみにくい
インドアゴルフでの練習は、屋外のゴルフコースでの練習とは違います。
風や地形、距離感など、実際の感覚を肌でつかむことができません。
どんなに優れたインドアゴルフ場でも、屋外のゴルフコースにかなわない部分があります。
レンジボールを使うと、実際の飛距離と変わる
インドアゴルフ場では耐久性や安全性の観点から、通常のゴルフボールではなく、レンジボールを使うことがあります。
レンジボールは通常のゴルフボールと比較して、下記のような点で異なっていることがあります。
硬度
質量
打撃感
反発力
そのため、通常のゴルフボールでの練習と飛距離が変わってくることもあります。
インドアゴルフでの練習がそのままゴルフコースでの本番の飛距離に反映しにくいことにもなりやすいです。
シミュレーターの精度が設備によって異なる
各インドアゴルフ場が導入しているシミュレーターとは異なります。つまり、施設ごとに練習結果の表示も異なることになります。
精度が皆違うということでもあり、どの施設で練習するかで表示なども変わってきます。
シミュレーターそのものの精度は向上しているので、かなり正確な結果も分かりますが、施設ごとの精度の違いは計算に入れておく必要があるでしょう。
インドアゴルフでアプローチの練習をする
インドアゴルフでは様々なゴルフの練習ができますが、ここでは特にアプローチの練習方法に焦点を当てて、解説します。
自分が普段使用するボールを使う
インドアゴルフ場でもボールを貸してくれますが、できれば自分が普段使っているボールでアプローチの練習をしたいところです。すでに指摘したようにレンジボールだと、飛距離も変わってくるので正確な結果を確認できません。
自分が普段使っているボールなら、感触もつかみやすく、飛距離の計算も正確にはじき出されるでしょう。
高さや打ち出し角度をそろえる
インドアゴルフでアプローチの練習をするときは、シミュレーターが表示する高さや打ち出し角度に注目してみましょう。ボールを打つたびに、高さや打ち出し角度をそろえたいところです。
そのためには、構えをいつも同じにし、ボールの位置も体重も決めて打ちます。ここが変わってしまうと、同じ結果になりません。
方向が大事
アプローチでは方向を出すことが非常に大事なのですが、ウェッジにはロフトもあるので、これが難しいです。
方向を定めるポイントとしては、ライ角(クラブを構えたときにできる地面とシャフトの角度のこと)をそろえること、打ちたい方向に対してヘッドを低く出していくことなどです。
打ってすぐにデータを見る
インドアゴルフ場でボールを打ったら、すぐにシミュレーターのデータを見るようにしましょう。ずれ具合などを把握して、以降の練習に活かしていくことが大事です。
フィードバックが早く得られれば、それが直感につながり、「大体こんな感じで打てばいいな」という感触もつかめるようになります。そこまでできるようになれば、屋外コースに行ったときも楽に打てるようになるでしょう。
インドアゴルフ場のマットとコースのずれを把握する
インドアゴルフ場でアプローチの練習をするときは、屋外コースとマットの違いを把握しておく必要があります。
インドアゴルフ場のマットではOKなように見えても、コースではボールが地面や芝生に刺さってしまうこともあります。ダウンブローの角度によっては現場に行くと厳しくなることもあるので、この違いは大事なポイントです。
インドアゴルフでアプローチを上達させよう
今回は、インドアゴルフのメリット・デメリットを見てから、インドアゴルフでのアプローチの練習方法を紹介しました。
インドアゴルフは屋外コースでの練習のようにいかない部分もありますが、メリットもいろいろあります。プロもインドアでの練習を取り入れています。
様々な練習にも使えるインドアゴルフ。アプローチの練習もできますから、ぜひ記事の内容も参考にしながら、技術を上達させてください。